九州で絶景巡りをしたいなら、熊本・阿蘇のドライブ観光がおすすめ!
前編では、熊本・阿蘇の絶景観光にあたって注意すべきこと・準備すべきことについて、そして、1日目の熊本市街中心の観光コースについてご紹介しました。
前編はいかがでしたでしょうか?
さて、今回の後編では、2日目以降の絶景尽くしの観光スケジュールをご紹介します。
阿蘇方面はほとんどが山道。
曲がりくねった道ではあるものの、広々とした道が多く、ドライブも楽しくなるはずです!
広大な阿蘇の絶景を求めて、残り2日間、阿蘇の山道を駆け抜けましょう!
阿蘇の絶景観光モデルコース
2日目・3日目のモデルコース・スケジュールを続けてご紹介!
阿蘇らしく美味しいお土産菓子なども紹介していきます。
より多くの絶景を目にするために、そこそこ詰めたスケジュールになっていますが、レンタカーでのドライブを楽しみながら阿蘇の絶景観光を満喫しましょう。
【2日目】阿蘇絶景観光・名物あか牛丼
前日の夜のうちに阿蘇に到着しているので、朝起きたらすぐに最初の絶景ポイントに向かいます。
空気が冷え込んでいる朝には、絶景スポットで「雲海(うんかい)」が見られるかも…!?
阿蘇周辺の絶景はほとんど山の中にあるので、基本的にずっと山道です。
ミルクロードややまなみハイウェイは運転していて楽しいドライブコースなので、車の運転と絶景を交互に楽しむことができる充実した1日になること間違いなしです!
【2日目】
8:30 湯巡追荘 出発
↓ (移動:15分)
9:00~10:30 大観峰
↓ (移動:15分)
11:00~12:00 いまきん食堂
↓ (移動:30分)
12:30~13:00 草千里ヶ浜
↓ (移動:5分)
13:05~14:00 阿蘇中岳火口
↓ (移動:25分)
14:30~15:00 白川水源
↓ (移動:15分)
15:30~16:30 上色見熊野座神社
↓ (移動:35分)
17:15~17:30 菓心なかむら(日曜17時まで)
17:30~18:00 道の駅阿蘇
↓ (移動:20分)
18:30~19:00 阿蘇ファームランド
↓ (移動:1時間)
20:00 山みず木(20:30までに受付)
阿蘇の有名絶景スポット「大観峰」や「阿蘇山」、そして名物「あか牛丼」を巡る、美しく美味しいコースです。
お昼ご飯にあか牛丼をいただく「いまきん食堂」は、番号札を渡されて並ぶほどに大変混雑するため、1時間ほどの時間を見込んでおくとよいでしょう。
いまきん食堂は11時開店ですので、スケジュール表どおりなら比較的スムーズに入店できるかも…
大観峰
【所要時間】1時間程度
【公開時間】8:30~17:00(年中無休)
【駐車料金】無料個人的にもっとも感動した絶景スポットがこの大観峰。
「大自然」「広大な大地」そんな言葉がぴったりな、どこまでも広がる青々とした景色が目の前を覆い尽くします。前日に泊まる湯巡追荘からは車で15分ほど。
大観峰に向かうまでの道が、もう既に絶景です。到着時には濃霧に包まれて周囲がほとんど見えず、残念に思っていたところ…
30分もすると霧が晴れてなんとも壮大な景観が!!
写真のシャッターを切っては裸眼で眺め、また撮影しては自らの目で眺め…と大スケールのパノラマに夢中になっているうちに、あっという間に1時間が経過していました。
到着時に霧がかかっていても諦めずに少し粘ってみることをオススメします。
大観峰の展望所と売店・駐車場を繋ぐ道の脇にはちょっとした遊歩道もあり、これまた素敵な眺めです。
大観峰展望所には売店があり、駐車場は無料。
売店でアイスクリームを食べるのがお決まりパターンのようです。
このアイスのミルク感がすごい。ぜひ食べてみてください!
いまきん食堂
阿蘇の名所を調べていると必ずといってよいほど目にするのが、この「いまきん食堂」。
あか牛丼で超有名なお店です。
大観峰からは、車でおよそ15分。
実は、いまきん食堂は、前日に宿泊する湯巡追荘から徒歩5分・車で2分くらいの場所です。
外観・内装ともに、なかなか質素で普通の食堂といった感じなのですが…やはり噂は本物。
私のときは14時頃に訪問したのですが、お昼時が過ぎているにもかかわらず、1人での入店でも30分待ちました。
4人で並んでいた他のお客さんは、1時間ほどかかると案内されていました…
しかし、並ぶだけの価値があるクオリティ。
レアで焼いたあか牛を贅沢に盛り付け、肉の味を引き立てる絶妙なタレがおいしい、絶品「あか牛丼」。「うまい!」の一言に尽きます。
厨房内には気になる張り紙が。たしかに共感できるという意見も多そうですね…笑
ムダに達筆なのがまた面白い!
とにかく超有名な人気店なので、開店11時にお腹が空くように調整して行列が出来る前に訪問すると良いでしょう。
【いまきん食堂】
営業時間: 11~15時
定休日: 水曜日
参考: あか牛丼 1200円
草千里ヶ浜
【所要時間】30分程度
【駐車料金】普通車410円
【参考】乗馬体験は有料
さて、いまきん食堂であか牛丼を食べたら、阿蘇山方面に向かいます。阿蘇山へと続く山道では、途中に牛や馬が放牧されています。
とてものどかですね。
阿蘇の道はドライブしていて飽きの来ない、絶景続きです。
草千里ヶ浜(くさせんりがはま)は、阿蘇山の火口に向かう途中に広がる大草原。
その広さは直径1キロにも及びます。
元々は火口だった地帯のため、草原には大きな池が残っていて、水が空の色を映し出します。
この日はあいにく曇りでしたが、青空であればますます綺麗に見えることでしょう。この草千里ヶ浜には人が入ることもでき、遊歩している人もいました。
実は上の写真にも人が写っているのですが、小さすぎて見えないですね…
それくらい壮大な風景なので、ぜひゆっくり眺めていただきたいスポットです。
草千里ヶ浜でも牛や馬が放牧されていることもあるようで、有料で乗馬体験をすることもできます。
阿蘇山を下山する際も同じ道を降りていくので、草千里ヶ浜には往路復路どちらでもよることができますが、駐車場に入りやすいのは往路です。
また、往路の左手・草千里ヶ浜の500mほど手前の地点には草千里ヶ浜を眺めることができる展望スポットがあり、狭いですが無料で駐車できます。
草千里ヶ浜には立ち入らずに、眺めるだけでよいという方にはこちらの展望所がおすすめです。
阿蘇中岳火口
【所要時間】1時間程度
【公園道路通行時間】
●夏:3/20~10/31
8:30~18時(17:30ゲート閉門)
●秋:11/1~11/30
8:30~17:30(17時ゲート閉門)
●冬:12/1~ 3/19
9時~17時(16:30ゲート閉門)
【料金】
単車200円,軽自動車600円,普通自動車800円観光名所としての「阿蘇山」と呼ばれているのが、この「阿蘇中岳(なかだけ)火口」です。
阿蘇山(あそさん)は阿蘇五岳(あそごがく)と呼ばれる5つの山「根子岳」「高岳」「中岳」「杵島岳」「烏帽子岳」を中心とし、外輪山も併せて「阿蘇山」と呼ばれています。
実は、先ほど紹介した大観峰も阿蘇山の外輪山のひとつです。
火口が見学できるのは、阿蘇山を構成する山のひとつである中岳の第一火口です。
草千里ヶ浜からは車で5分ほど。
阿蘇公園道路(有料)を通り、火口まで徒歩1分の駐車場まで登ります。
公園道路は、ゴツゴツとした岩が転がる景色がなかなか綺麗でした。
車を降りるとすぐに硫黄の香りが。
火口から立ち上がる蒸気は二酸化硫黄や一酸化炭素などを含む有毒ガスなので、喘息・気管支疾患・心臓疾患・体調不良の方は立ち入りが禁じられているようです。
火口の中心には、水色っぽい色(灰緑白色)の熱湯が溜まった「湯だまり」があります。これは地下水や雨水が地下から噴出する高温の火山ガスによって50℃以上にまで熱せられたものだそう。
水蒸気が多すぎてなかなか水面が見えませんが、風が吹くタイミングで水色が見えますので、根気よくシャッターチャンスを窺いましょう。
阿蘇山・中岳火口は、往路・復路まで綺麗な景色が続く絶景スポットになっています。
最も「阿蘇に来た」感じを味わえる名所でしょう。
白川水源
【所要時間】30分程度
【料金】100円(高校生以上)
【公開時間】8時~18時白川水源(しらかわすいげん)は毎分60トンの湧水量を誇る、全国名水100選に選ばれている有名な水源です。
入り口から水源までは徒歩3分ほどの歩道が続きます。歩道の左手には湧水が作り出した川が流れており、辺りの空気はひんやりとしているため、空気がとてもおいしく感じられます。
水が湧き出ている部分は青っぽい色になっており、よく観察すると地底の砂が湧き出す水によってうごめいている様子を見ることができます。
水源からわずかの距離で幅5メートルほどの川ができていることからも、湧水量の多さが分かります。
水源の横には柄杓(ひしゃく)が置いてあり、水源の水を飲むことができます。
今回のコースでひとつ前に見学した阿蘇中岳からは、車で30分弱。
途中の道もまた、車を停めてまで見たくなるような美しい景色を眺めることができます。
白川水源は湧き出る水の青さが見どころ。
透き通る水面の美しさがより分かりやすい、明るい時間帯に訪れることをおすすめします。
上色見熊野座神社
【所要時間】1時間程度
【料金】無料
【公開時間】24時間上色見熊野座神社は、灯籠が並ぶ神秘的な風景が美しい、無人の神社です。
なんと読むのか…難しいですね!笑
読み方・区切り方は「かみしきみ・くまの・います・じんじゃ」です。
阿蘇郡高森町の上色見(かみしきみ)にあります。
上色見熊野座神社は白川水源から15分と近く、阿蘇山から白川水源に向かう道の延長線上に位置します。
道路を挟んだ反対側には、砂利の敷かれた無料駐車場があります。
まだまだマイナーな観光地でナビには登録されていないようなので、ナビに入力する際には「色見郵便局」で入力しましょう。
目的地として入力した郵便局の100メートルほど手前に駐車場が見えてくるはずです。
上色見熊野座神社の入り口は、色見郵便局の道路を挟んだ真向かいにあります。
200メートル強の参道には97基の石灯籠がずらりと並び、神聖さを感じさせます。
木々の影に覆われた薄暗さと苔の生えた石灯籠が醸し出すその雰囲気は、まさに「神秘的」という言葉がぴったりです。
階段を上りきると本殿があります。
本殿の後ろには、急斜面を登る坂道が続いており、その上にある「穿戸岩(うげといわ)」と呼ばれるトンネルのように大穴の空いた岩を拝むことができます。
斜面に足場が作られており、急斜面を登ることもできますが、少々緩やかな歩道も作られているので是非とも頂上まで登ってみていただきたいところ。
水滴が滴り落ちる穿戸岩の下の空気はひんやりと涼しく、神聖なる何かを感じることができるでしょう。
異世界・別世界、ジブリ作品のような雰囲気の絶景を楽しめる、マイナーながらおすすめのスポットです。
菓心なかむら
家族や友人・恋人へのおみやげはどうしよう…?
そう考えている方におすすめしたいのが、店舗販売ではここ「菓心なかむら」でしか買えない大人気スイーツ「中岳ショコラ」。画像:菓心なかむら|熊本阿蘇の和洋菓子店
お餅の入ったフォンダン・ショコラで、レンジで軽く温めるとお餅が中岳のマグマのように噴火する様子は、まさに中岳そのもの。画像:菓心なかむら|熊本阿蘇の和洋菓子店
小さいお菓子なのですが、チョコとお餅のコラボが最強です。
家用にもう1箱買えばよかった…!と思うほど。
製造日から20日と、そこそこ長持ちするのでお土産向きのお菓子です。
1個から販売されているので、お土産以外に自分用として3個ほど購入すると、旅のお供には良いかもしれません。
阿蘇駅、道の駅阿蘇から徒歩1~2分ほどの距離なので、休憩ついでに立ち寄ってここでしか手に入らない中岳ショコラをゲットしましょう!
【菓心なかむら】
営業時間:9時~19時
駐車場:あり(無料)
参考:中岳ショコラ6個入り 1500円
道の駅阿蘇
道の駅阿蘇は、JR阿蘇駅の前にある道の駅です。
2日目はかなりハードな絶景巡りのスケジュールで、ここまで山道の運転が長い時間続きましたので、このあたりで一度休憩しましょう。
上で紹介した「菓心なかむら」から徒歩圏内にあります。
実は、道の駅阿蘇は車中泊が公式に認められているスポットで、夜にはテントを張って宿泊している女性ライダーもいました。
2日目の観光を一通り終え、また道の駅阿蘇に戻ってきて車中泊をするのも良いでしょう。
交差点のちょうど反対側にはコンビニエンス・ストアもありますので、車中泊の際は夜ご飯をそちらで調達することも可能です。
夜間には、営業を終了したJR阿蘇駅の扉が開いたまま照明も点いており、無人のホームに入ることもできました。
阿蘇ファームランド
【所要時間】30分程度
【駐車料金】無料
阿蘇ファームランドは、ドーム型の宿泊施設が有名な、「健康」をテーマとしたテーマパークです。
ここに宿泊はしなくとも、夜間の光の灯ったドーム型ハウスを見たいと思い、足を運びました…が、この日は平日で、あまり宿泊者がいなかったよう。
人気(ひとけ)がないドームの街も、不思議な世界に迷い込んだ感じでなかなか面白かったです。
公式の写真を見ると、夜に光り輝くドームたちの美しさは素晴らしい!
写真:【公式】阿蘇ファームランド 大自然健康テーマパーク
この記事を読んでくださっているあなたには、ぜひこの景色を見てきて欲しいものです。
無料でドーム型が並ぶ公園内に入ることができるのですが、入り口が少々わかりにくい。
駐車場の入り口(ゲート)横に地下に続く階段があるので、階段を降りて地下通路を通り道路を横断し、地上へ上がるとファームランドに入ることができます。
Googleマップの力を借りると…
写真:Googleマップ
ここですね。
たとえ宿泊客が少なく園内が暗かったとしても、非日常的な風景が味わえる空間になっているので、ぜひ足を運んでみてください。
黒川温泉「山みず木」
2日目の夜は、阿蘇のもっとも有名な温泉街「黒川温泉」へ。
黒川温泉では、すべての立ち寄り湯を「入湯手形」という一枚1300円で黒川温泉の露天風呂を3つ楽しめるという素晴らしい商品があり、大変魅力的だな~とは思いつつ、今回は絶景に時間をかけるために断念。
では、どちらの温泉に入ろうかと調べに調べたところ辿り着いたのが…「山みず木」さん。
川のせせらぎが聞こえる露天風呂は、阿蘇の大自然を感じながらお湯に浸かることができ、とても開放的な気分を味わえます。
写真:黒川温泉 旅館 山みず木
露天風呂の他に内湯も2つあり、600円でこのクオリティの温泉を楽しむことができたので、大満足でした。
受付を済ませた後にお風呂へと向かう道は情緒あふれる小さな庭園のようなつくりに。ちょっとした階段を降りると、男湯「幽谷の湯」が。
受付に関して、「日帰り温泉受付はこちら」という案内に従って歩くと、井野家(いのや)という建物に行き着くのですが、こちらでの受付は17:30まで。
17:30以降はフロントにて受け付けてもらえます。
最終受付は20:30と早めなので、時間に注意しましょう。
冬には黒川温泉のライトアップが綺麗だそうで。
写真:藤田聡 氏
黒川温泉でゆっくりする旅もまた素敵ですね。
【黒川温泉旅館「山みず木」】
露天風呂情報
●営業時間:8:30~21:00(20:30受付終了)
※~17:30井野家受付、17:30~フロント受付
●料金:600円
山みず木さんは旅館なので、宿泊も可能。
車中泊をする場合には、山みず木から40分ほど車を走らせると道の駅阿蘇に到着します。
【3日目】阿蘇絶景観光・グルメ・温泉
18:30の飛行機に間に合うよう、熊本空港には17:30に到着するスケージュールでモデルコースを組んでいます。
残り少ない熊本阿蘇の絶景観光・ドライブ・ひとり旅の時間を満喫しましょう!
【3日目】
8:00 山みず木 出発
↓ (移動:20分)
8:20~8:45 池山水源
↓ (移動:40分)
9:30~11:30 鍋ヶ滝
↓ (移動:30分)
12:00~12:30 レストラン北山
↓ (移動:20分)
13:00~15:15 菊池渓谷
↓ (移動:10分)
15:30~16:45 菊池渓谷温泉岩蔵
↓ (移動:40分)
17:30 熊本空港
3日目の観光モデルコースでは、阿蘇の絶景めぐりで欠かせない「鍋ヶ滝」をはじめ、美しい水源が多い熊本・阿蘇ならではの大自然絶景スポットをめぐります。
飛行機に乗る当日よりも前にオンライン・チェックインにて搭乗手続きを実行しておくと、当日の列に並ばなくて済むため、スケジュールに余裕を持つことができるでしょう。
池山水源
【所要時間】20分程度
【公開時間】24時間
【料金】無料(駐車場無料)池山水源は、全国名水百選に選ばれている湧水のひとつ。
毎秒30トンの湧水量を誇る水源です。湧水量こそ前日に訪れた白川水源に劣りますが、木々に囲まれてひんやりと冷えた空気と水は白川水源よりも冷たく感じました。
苔の生えた水源周りの景観は神秘的な雰囲気を醸し出していて、どこか異世界に迷い込んだかのような感覚になります。池山水源は観光客も少なめの穴場絶景スポットで周辺の車通りも少ないため、静けさの中その独特な雰囲気に浸ることができます。
あまり有名ではない穴場スポットだからこそ、ぜひ足を運んでみてほしい場所です。
鍋ヶ滝
【所要時間】1時間半~2時間
【公開時間】9:00~17:00(16:30最終受付)
【料金】高校生以上300円,小学生以上150円
(駐車場・シャトルバス無料)お茶のCMに起用されたことで一躍有名になった鍋ヶ滝(なべがたき)。
阿蘇方面の中でも北のほうに位置する小国町(おぐにまち)にあります。
とにかく観光客が多く、人が写らないよう綺麗に写真を撮ることに苦労しました。CMに起用されるだけあって、その迫力は本物。
鍋ヶ滝が人気を博す理由は、他にもあり…滝の側面どころか、裏面まで見ることができてしまうのです!!
日の光をバックに煌めきながら落ちていく滝の水が、本当に美しい。
まさに絶景です。川の岩を渡れば正面から鍋ヶ滝を眺めることもできます。
まさにカーテンのような幅の広い滝です。
裏側から回り込むことができるため、あらゆる角度から滝を眺めることができるのも、鍋ヶ滝の魅力です。
アクセスに関しては、近くの廃校の校庭に駐車してシャトルバスで滝付近のチケット売り場まで移動します。
チケット売り場まで車で上がることもできますが、かなり細い道をシャトルバスが往復しているので、バスとすれ違うことを考えるとシャトルバスを利用することをおすすめします。
複数台のバスが往復しており、バスを待つ時間は10分程度でした。
阿蘇の代表的な絶景スポット鍋ヶ滝を様々な角度から見てきましょう。
レストラン北山
鍋ヶ滝の見学を終えたら、もうお昼の時間です。
私はまた「あか牛丼」が食べたくなり、大観峰からすぐ近い「レストラン北山」へ。
窓の外には大観峰からの景色がきれいに見える、山の中の開放的なレストランです。
甘めのタレがおいしいあか牛丼です。
【レストラン北山】
営業時間:10~17時
定休日:なし
参考:倍喰丼(中)1850円
菊池渓谷
【所要時間】2時間程度
【料金】100円(維持管理協力金)
【公開時間】8:30~17:00
いくつかの滝が連なってひとつの観光地になっているのが、菊池渓谷です。
菊池渓谷に入ってすぐに、青色の水面が見えます。
最初に見えてくるのが黎明の滝(れいめいのたき)。
菊池渓谷の中でも、日本の滝百選に選ばれている四十三万滝(よんじゅうさんまんたき)は、落差がないものの、流れていく水の速度に迫力があり、つい長い時間眺めてしまうような魅力があります。
通路も美しく整備されていて、一部は歩きやすい遊歩道のようになっています。
また、奥地に行くとコバルトブルーの水面が美しい川を見ることができ、周囲に立ち込める靄と相まって神秘的な雰囲気を感じさせます。
菊池渓谷もまた、熊本・阿蘇の水質の素晴らしさを感じさせられる絶景スポットであり、阿蘇に来たらぜひ立ち寄っていただきたい秘境です。
菊池渓谷温泉「岩蔵」
菊池渓谷から車で10分弱で到着する距離にあるのが、菊池渓谷温泉「岩蔵」。
旅の最後に、阿蘇の道を駆け抜けた3日分の疲れを温泉で洗い流し、帰りの飛行機に乗りましょう。
菊池渓谷の透き通ったコバルトブルーの水面が見える露天風呂の眺めは最高です。
入浴料が500円と良心的な価格なのも嬉しいですね。
菊池渓谷温泉「岩蔵」から熊本空港までの移動にかかる時間は40分ほどですが、帰り道も十分に注意してくださいね!
【菊池渓谷温泉「岩蔵」】
立寄り湯営業時間:10~20時
入浴料:大人500円, 小学生300円
熊本空港到着/おみやげ調達
さて、熊本空港に戻ってきたら、最後にレンタカーの給油をして返却し、空港で飛行機の出発に備えます。
その間に、是非おみやげとしておすすめしたいのが、熊本の銘菓「武者がえし」。
サックリしっとりとしたパイ生地はバターの香りが香ばしく、紫がかった餡は甘さ控えめの上品な味に仕上がっています。
熊本のお土産として定番化している商品のひとつで、ぜひくまモンのぬいぐるみと一緒に買って帰りたい一品です。
そして、空港内で食べることのできる蒸したての「いきなり団子」もおすすめ!
空港内ではいくつかの売店で蒸したてのいきなり団子が販売されているので、ぜひ飛行機待ちの間に召し上がってみてください。
【まとめ】阿蘇の絶景をドライブで観光しよう
そのほとんどが山の中にあるため、車で絶景観光をしましょう。
今回ご紹介したモデルコースをもとにご自身の巡りたいスポットを追加したりしながら、熊本・阿蘇の素晴らしい絶景に触れてきてください。
阿蘇には、心癒される景色が広がっています。