「ニコニコレンタカーの評判は?」
「口コミが気になる!」
「なぜ安いの?安い理由は?」
同じようなモノやサービスを購入・利用するのであれば、やはり安いものは魅力的です。
最近ではスマートフォンのSIMカードも格安提供されるようになり、格安SIMのテレビCMも頻繁に見かけます。
飛行機も、LCC(ロー・コスト・キャリア)の普及で「格安航空券」が広く利用されるようになりました。
近頃は、レンタカー業界においても「格安」というキーワードは存在感を放っており、テレビCMこそ打っていないものの、一部のレンタカー利用者からはその魅力的な料金体系が高く評価されています。
今回は、格安レンタカーの中で最も存在感を示している「ニコニコレンタカー」を例に挙げて、大手レンタカーサービスとの違いや、ニコニコレンタカーの料金体系、その口コミや評判についてまとめました。
ニコニコレンタカー/大手レンタカー比較
(画像:Clker-Free-Vector-Images by Pixabay)
テレビCMでよく見かける大手レンタカーといえば、ニッポンレンタカーですね。
その他、日産レンタカーやトヨタレンタカー、オリックスレンタカーにタイムズカーレンタル等、レンタカーのみならず広い分野で大手企業として名の知れた会社が運営している場合が多いレンタカー業界。
たくさんのレンタカーサービスがありますが、今回は、大手サービスの中でもテレビCMも盛んに放映しており、最も知名度が高いと思われるニッポンレンタカーをニコニコレンタカーの比較対象としてチョイス。
大手レンタカー代表ニッポンレンタカー、格安レンタカー代表ニコニコレンタカー、これら2社を様々な観点から比較し、実際に利用した際の感想や口コミ・評判なども交えながら解説していきます。
ニコニコレンタカー/大手の運営体制
ニッポンレンタカーなどの大手レンタカー会社の店舗運営は、直営店が大半を占め、一部フランチャイズ経営の店舗といったバランスです。
特に、ニッポンレンタカーに関しては、サービス対応の迅速化のために2017年12月をもってフランチャイズ制度を廃止し、直営店のみの運営に切り替えています。
それに対し、ニコニコレンタカーは全国で直営店が7店舗のみ。
ニコニコレンタカーは全国に1500店舗を展開していますが、7店舗を除いて全てフランチャイズ経営されている店舗ということになります。
つまり、ニコニコレンタカーを運営する会社が加盟店に看板・サービス名を貸して、フランチャイズに加盟している外部の会社がサービスを行っている店舗が圧倒的多数なのです。
では、どういった会社がニコニコレンタカーのフランチャイジーに加入しているのかというと、ガソリンスタンドや自動車整備工場などの、自動車整備士の常駐するような自動車整備関連の会社が中心的です。
整備士の資格を持つ人材がいる会社が副業としてレンタカー業を行っているという形となります。
ガソリンスタンドでニコニコレンタカーを利用する場合には、返却手続きの際に給油もそのガソリンスタンドにて行うことになり、ガソリンスタンドとしては燃料代の分も利益を上げられるということになります。
利用する側も、返却前に5km以内等の範囲内でガソリンスタンドを探して給油する必要がなく、この点に関しては双方にとって効率的ですね。
ただし、フランチャイズ経営では直営店に比べて対応の早さ・質に劣る場面もあります。
ある程度の範囲までは顧客サービス・対応がマニュアル化されているにしても、細かな対応や非常事態の対応はフランチャイジーに加盟している各社に一任されている・せざるを得ない部分もあると予想されます。
そうなると、非常事態にスムーズな対応・サービスを受けることができない等の不便を被る可能性も少なからずあるということを覚悟しなければならないでしょう。
私・管理人もニコニコレンタカー(フランチャイズ店舗)を利用しETC機器に不具合があった際に、先方の発言がコロコロと変わり混乱してしまった経験があります。
(後日、上記について記事更新予定)
ネット上に書き込まれている口コミ・評判を見ても、やはりニッポンレンタカーの方がニコニコレンタカーよりも良い評判を得ているようです。
手厚いサポートを望むのであれば、やはり大手レンタカーを利用するべきでしょう。
安い!ニコニコレンタカー/大手の料金比較
(画像:SteveBuisinne by Pixabay)
そもそも、格安レンタカーと呼ばれるニコニコレンタカーの料金は、大手であるニッポンレンタカーと比較してどれほど安いのでしょうか?
実際に上記2社の料金体系を比較してみると、ニコニコレンタカーが圧倒的に安いことが分かります。
時間 | ニッポンレンタカー料金 (ヴィッツ・会員・標準保証) | ニコニコレンタカー料金 (ヴィッツ・会員・保証なし) |
6時間 | 5,184円 | 2,200円 |
12時間 | 5,184円 | 2,525円 |
24時間 | 6,696円 | 3,800円 |
※ニッポンレンタカーのヴィッツ(S-H)クラスは6時間/12時間が同額
24時間以上レンタルする場合には、双方の料金区分けが異なるため、今回の比較は6時間、12時間、24時間のプランで比べてみました。
上記のニッポンレンタカーとニコニコレンタカーを比較した際の条件は以下のとおりです。
●会員価格
●保証は最小限
●ヴィッツ(普通車での最安プラン)
もちろん、軽自動車はより安い値段でレンタルすることが可能ですが、長距離走行やデートでの利用においてコンパクトカー以上のクラスを指定される方が多いようですので、今回は普通車の中でもっとも安いクラス(ニッポンレンタカー:S-Hクラス、ニコニコレンタカー:Sクラス)を比較しました。
ニッポンレンタカーの料金表とニコニコレンタカーの料金表を比較すると、まさに「半額」ですね。
同じサイズ感・排気量の車を借りられるのであれば、半額でレンタルできるニコニコレンタカーに圧倒的な魅力を感じます。
ニコニコレンタカーが安い理由
(画像:NeuPaddy by Pixabay)
驚くほどに安いニコニコレンタカーですが、ニッポンレンタカーの半額という驚異の金額設定が実現できているのには、相応の理由があるはずです。
「なにかウラがあるのでは…怪しいぞ」と、あまりの安さに懐疑心を抱いてしまう人もいることでしょう。
では、実際にニッポンレンタカーとニコニコレンタカーの料金の差はどういった点に表れているのか、多方面から比較してみましょう。
車両の年代の違い
ニコニコレンタカーの安さの理由として最も大きな要因になっていると考えられるのが、車両の年代の違いです。
ニッポンレンタカーやその他の大手レンタカー会社では、車両内部に新車の香りが残っていることもあるほどに、真新しい新車をレンタルしています。
大手レンタカー会社では、ほとんど最新の車種を導入しており、それらの車両はメーカーから大量に一括購入しているとのこと。
そして、走行距離が長くなったり古くなってきた車両に関しては中古車として売却してしまうことで、中古車としての価値が下がってしまう前に車両代金の一部を回収するというサイクルを実現し、新車をレンタルすることが可能なサービスを運営しているようです。
一方で、ニコニコレンタカーでは、中古車を仕入れて車両の原価を抑えることで、より安いレンタカーの貸し出しを実現しています。
「中古車」と一括りに言っても、その人気や希少性に応じて相場は変動するので、相場の安い中古車を仕入れることでレンタカーとして運用する車両の仕入れ値を安く抑えることができます。
しかし、中古車だからといって汚い車両であったり傷だらけの車両であったりというケースはほとんどないので、安心してお使いいただけるでしょう。
その違いは、双方の会社が定義する「新車」の概念にも表れています。
ニッポンレンタカーの「新車チョイス」というオプションサービスでは「登録から6ヶ月以内の車両」が対象となっています。
それに対し、ニコニコレンタカーでは、登録から3年以内の車両を「新車」と定義しています。
ニッポンレンタカーは常に新しい車両を提供するサービスとして運営しているため、新車指定していない状況でも十分に新しい車両を利用することができます。
それに対し、ニコニコレンタカーでは中古車が中心のため、新車指定しても歴3年程度までの車両が「新車」として扱われることになります。
ニコニコレンタカー安さの理由①:基本的に中古車両のレンタル
標準装備の違い
ニッポンレンタカーをはじめとする大手レンタカーサービスでは、すべての車両にカーナビが据え付けられています。
一方でニコニコレンタカーの場合、カーナビはオプション化されており、店舗によって詳細は異なるものの、取り外し可能な後付けナビであることが多いです。
地元の走り慣れた道を走行する場合や、スマホの通信容量に余裕がありマップアプリでナビ案内を利用する場合にはカーナビは不要なので、カーナビ分も安くなっていると考えると、その点はとてもありがたいですね。
ごく稀に、ETCもオプション化されている場合もあるようなので、高速道路利用予定の際にニコニコレンタカーで車を借りる場合は、レンタル前に車両の標準装備を確認するようにしましょう。
ニコニコレンタカー安さの理由②:カーナビはオプション
デフォルトでの補償の違い
大手ニッポンレンタカー等ではたいていの場合、補償内容が「標準コース」「安心コース」などの2種類が用意されており、必ずいずれかのコースに加入することになっています。
大手レンタカーを利用した場合、自己のケースなどにもよりますが、標準コース加入でも一定の補償は受けられるということになります。
さて、ニコニコレンタカーの場合はどうでしょうか。
ニコニコレンタカーでは、保証のメニューに「加入しない」「免責補償」「免責補償プラス」が用意されています。
つまり、先ほど料金を比較した表のニコニコレンタカーの金額欄には、補償の金額が含まれていないということになります。
標準料金の中に免責補償の加入金が含まれているかどうかという点においても、大手レンタカーと格安レンタカーの違いがあります。
ニコニコレンタカー安さの理由③:標準料金には補償が含まれない
料金:ニコニコレンタカー、評判:大手
インターネット上の口コミ・評判を比較してみると、やはり大手レンタカー会社のサービスの方が質が高く、対応がスムーズでトラブルも少ないようです。
ニコニコレンタカーを利用する場合でも、オプションでナビを付け(540円/24時間)、免責補償プラス(1,620円/24時間)に加入すれば、通常料金に2,000円程度上乗せすることになりますので、車両のクオリティを考慮すればニッポンレンタカーを利用する場合と大差ないというケースも十分に考えられます。
ナビも不要な場合や、ご自身に事故歴がなく補償に加入しなくても安心できる場合など、とにかく安くレンタカーを利用したい場合にはニコニコレンタカーを利用するのも良い選択肢になるのではないでしょうか。
しかし、ナビ・免責補償を利用したい場合や、万一のトラブルの際のスムーズなサービス・対応を求める場合には、少々の差額を惜しまず大手レンタカーサービスを利用されると良いでしょう。
当ページでご紹介したいくつかの観点から両者を比較し、ご自身が利用するシーンや経済状況、求めるサービスに合わせて、どちらのサービスを利用するか選ぶことが賢明といえるでしょう。
臨機応変に賢く使い分けることで、より快適なレンタカーライフになるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
犬顔犬太