阿蘇ドライブコース・阿蘇観光コースで阿蘇の絶景を効率よく巡る!
九州地方の絶景を観光したいなら、熊本・阿蘇がおすすめ!
レンタカーを借りて、空港からは車でドライブを楽しみながら観光しましょう!!
しかし、調べれば調べるほどに、熊本・阿蘇には絶景・観光名所がたくさん。
できることなら限られた時間の中で全部見たい!
馬肉にあか牛丼。グルメも満喫したい!!
一体、どこから巡るべきなのか…!?と、迷っているあなたのために。
今回は、熊本の名所各地の位置関係を示したマップと、それらを効率よく巡るためのおすすめ観光モデルコースをご紹介します!
大ボリュームの記事になるので、前編・後編に分けてお届けします!
熊本/阿蘇観光ならドライブ絶景旅
それぞれ素晴らしい観光地で一度は足を運んでみたい土地ではありますが、もしもあなたが
●広大な大地
●自然の神秘
●心癒やされる絶景
上記のような景色を求めている旅人なのであれば、大自然の宝庫といえる熊本・阿蘇がおすすめです。
熊本・阿蘇といえば「阿蘇山」はとても有名ですが、熊本・阿蘇の魅力的な絶景は他にもたくさんあります。
熊本市周辺は繁華街として栄えていますが、阿蘇方面は大自然の残る絶景スポット満載の地域です。
絶景を眺めて心癒やされたい、日々の疲れを忘れ去りリセットしたい、絶景を写真に収めたいなど、広大な大地や美しい景色を求めている人にとって、うってつけの観光スポットといえるでしょう。
熊本/阿蘇観光前に知るべき絶景事情
熊本・阿蘇での絶景観光の前に土地の事情を把握し、ある程度の前準備をしておくことで、よりスムーズで効率よく旅を楽しむことができるはずです。
「備えあれば憂いなし」ですね。
現地に行ってから調べる手間も省くことができ、ますます快適で楽しい旅行になるでしょう。
阿蘇観光は車/レンタカーでドライブ
熊本市街では電車やバス、路線バスなどの交通の便が十分に整備されています。
しかし、阿蘇は大自然が大きく広がる山岳地帯であり、田舎です。
当然、観光地なのでそれなりに交通整備はされているものの、バスの本数なども少なく、公共機関に頼っての移動では時間的な自由が奪われてしまいます。
限られた時間の中で阿蘇の大自然を十分に味わいたいのであれば、レンタカーを借りて車で絶景巡りをしましょう。
移動手段としてはバイクでも良いと思いますが、「ミルク・ロード」や「やまなみハイウェイ」などの山道は険しく、標高の高さゆえに夜はかなり冷え込むので、車での移動をおすすめします。
馬力の面も考えると、軽自動車ではなく普通乗用車を選びたいところですね。
筆者は「今回の熊本旅のために!」と意気込んでETCカードを作成しましたが、熊本・阿蘇の観光においてETCカードを使用するシーンはありませんでした。笑
レンタカーはネット予約で済ませておく
熊本空港の敷地内には、複数のレンタカー会社が存在し、かなり近距離にもかかわらず無料送迎バスを運行してくれています。
今回、私が利用したのは
聞き慣れない名前だな~と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカに本部を置き、日本でも全国的にサービスを展開しているレンタカー会社ですので、安心して大丈夫です!
有名どころのニッポンレンタカーやトヨタレンタカー、オリックスレンタカー等も空港周辺にありましたが、レンタカー比較サービスで同クラスの利用で比較した際に、最も価格が安かったのでバジェット・レンタカーを利用することにしました。
ネットでバジェットレンタカーの口コミを調べてみると、マイナーながらコストパフォーマンスの優れたレンタカー会社として満足度が高く、一部で人気を博しているようです。
今回、バジェットレンタカーでお借りした車種は、スズキのBALENO(バレーノ)。
ほとんど新車のような印象を受けました。
お店の雰囲気・スタッフの対応もよく、快適に利用させていただきました。
飛行機を手配するときにレンタカーも併せて予約しておきましょう。
バジェットレンタカーは、インターネットから簡単に予約することが可能です。
とにかく安くレンタカーを利用したいという方には、ニコニコレンタカー。
熊本空港から徒歩10分の距離に「ニコニコレンタカー熊本空港益城店」があります。
阿蘇はネットカフェ・カプセルホテルなし
ひとり旅で熊本・阿蘇を訪れようとしている方や、男性グループ・学生グループなどで「宿にお金をかけずに…」と考えている方に忠告しておかなければならないのが、
阿蘇方面にはネカフェ・カプセルホテルがない
ということ。
この記事を書いている筆者も地元民ではないので、事前にネットで情報収集をし、現地でも調べましたが、やはり、阿蘇方面にはネットカフェやカプセルホテルはないようです。
熊本市街にはネットカフェもカプセルホテルもあります。
しかし、今回ご紹介するコースは「阿蘇方面の絶景を巡るドライブ観光コース」のため、1日目の夜以降は阿蘇方面で完結するようにできています。
また、熊本・阿蘇間は車で片道およそ1時間半かかります。
夏場であれば、日帰り温泉+車中泊も良いかもしれませんが、9月中旬に車中泊をしたところ、朝は寒さ故に目覚まし時計が鳴る前に目覚めました…笑
阿蘇方面には有名な温泉街もあるため、宿泊費を惜しまず名湯を楽しむことも良い旅の1ピースとなることでしょう。
かなり良いお値段になりますが、寒い季節には特に、宿の予約を取ってから旅に出向くとより快適に絶景旅を楽しむことができるかもしれません。
熊本/阿蘇観光スポットの位置関係
熊本・阿蘇観光コース/ドライブコースを紹介する前に、各観光スポットの位置関係を、地図を用いて紹介します。
せっかく熊本・阿蘇を訪れるからには、多くの絶景・名所を巡ってきたいものですよね。
限られた時間の中で効率よく巡るためには、訪れたい各スポットの位置関係を把握することが大切です。
そのため、モデルコースを提示する前に、今回このコースに含めたい絶景やグルメ、その他名所をリストアップし、その位置関係が明確になるよう、熊本県の地図にそれぞれのスポットのポイントを置いていきます。
今回、ご自身が訪れたいと考えているスポットがこの中に含まれていない場合にも、この地図のスポットと照らし合わせて位置関係をはっきりさせておくと、現地でより効率よく観光することができるでしょう。
【地図の番号】※近隣は一括表示
0.熊本空港
1.水前寺成趣園
2.熊本城
3.馬肉料理専門店「馬桜」
3.湯巡追荘
4.大観峰
5.いまきん食堂 ※3番周辺
6.草千里ヶ浜
7.阿蘇中岳火口
8.白川水源
9.上色見熊野座神社
10.菓心なかむら
11.道の駅阿蘇 ※10番周辺
12.阿蘇ファームランド
13.黒川温泉「山みず木」
14.池山水源
15.鍋ヶ滝
16.レストラン北山
17.菊地渓谷
熊本/阿蘇観光ドライブコース
先ほど提示した地図によって、それぞれの位置関係がどのような感じであるかがはっきりしました。
次に考えるべきは、それぞれを巡るにあたって必要になる移動時間と観光所要時間です。
今回は、私が乗った飛行機の便の到着時刻と出発時刻から想定してプランを組み立てます。
【往路】1日目 15:20 熊本空港到着
【復路】3日目 18:30 熊本空港出発
【1日目】熊本城・馬刺し→阿蘇入り
空港から見て、西側が熊本市街、東側が阿蘇方面です。
2日目以降に阿蘇の絶景を楽しむために、初日の飛行機到着直後でサラっと熊本方面を散策して馬刺しを食べ、夜には翌日の絶景巡りに備えて阿蘇入りをしてしまおうという狙いです。
また、熊本城は2019年2月現在も未だ復興工事中で内部見学不可ため、熊本城はかなりあっさりと、ライトアップされている天守閣を外から観るという形になっています。
一旦東側の熊本方面へ行き、最後に大きく西側へ移動するコースです。
阿蘇に向かう際に通るミルクロードはたいへん長い山道ですので、途中途中にある路肩が広くなっている部分などを利用して休みながら無理なく移動しましょう。
【1日目】
15:20 熊本空港到着
↓ (移動:10分)
15:30 レンタカー手続き(所要時間:30分)
16:00 熊本空港出発
↓ (移動:30分)
16:30~18:00 水前寺成趣園(冬期17時まで)
↓ (移動:15分)
18:15~19:30 熊本城
↓ (移動:15分)
19:45~20:45 馬桜(待ち時間含む)
↓ (移動:1時間30分)
22:30 内牧温泉・湯巡追荘
各所の観光情報については次の章にてご紹介しますが、馬肉専門料理店「馬桜」での所要時間はひとり旅(お一人様入店)を想定し15分程度の待ち時間でスムーズに入店できるという前提のもとスケジュールを組んでいます。
馬肉を食べた後に向かう「湯巡追荘」の立ち寄り湯に関しては、最終受付時間が23時なので、複数人での旅行の場合は待ち時間が延びることも考慮し、温泉の受付に間に合うよう気をつけましょう。
また、この後にご紹介する、「熊本城がしっかり見えるスポット」をあらかじめ把握しておけば、熊本城の観光は30分程度に収まるかもしれません。
レンタカー手続き
【所要時間:30分程度】
レンタカーご利用の場合は、下記の流れでレンタカーを受け取ります。
熊本空港到着後、1Fの到着出口から出てすぐに左へ向かうと、右手にレンタカーカウンターがあります。
引用:バジェットレンタカー熊本空港店
先ほどご紹介した
このカウンターは無人になっており、カウンターに設置されている電話で店舗に到着した旨を連絡することで送迎車が来る仕組みになっています。
空港到着後は、忘れずに電話にて到着したことを連絡しましょう。
その後、指定の場所でレンタカー会社の送迎車に乗り込み、店舗での案内に従って支払い・簡易点検を行った上で出発となります。
空港に到着した人が送迎車でまとまって来店する形になり、順番に対応してもらうことになるため、所要時間はおよそ30分程度と考えておくとよいでしょう。
水前寺成趣園
【所要時間】1時間程度
【料金】大人:400円 子ども(6~15歳):200円
【開園時間】8:30~17:00(11月~2月)/7:30~18:00(3月~10月)
さて、レンタカーを借りて車を熊本方面へ走らせること30分で最初の目的地へ。
水前寺成趣園(すいぜんじ・じょうじゅえん)は、熊本市中央区にある日本庭園です。
熊本藩細川氏の初代藩主である細川忠利が築いた「水前寺御茶屋」が始まりで、細川綱利のときに現在のような庭園となりました。
2004年には美しい日本の歩きたくなるみち500選にも選出されるなど、その美しさは折り紙付きです。
冬期には開園時間が8~17時と短いため、時間に注意が必要です。
庭園敷地内には5匹ほどの猫ちゃんがいました。
無料駐車場はないため、近くの広々とした有料駐車場「水前寺駐車場」が広くておすすめです。
終日500円で時間を気にせず利用できる上、水前寺成趣園の正門まで徒歩5分弱です。
より安く済ませたい方は、入庫台数が少なく狭いですが水前寺駐車場から道を挟んですぐの「タイムパーク」がおすすめです。
【水前寺駐車場】終日500円
【タイムパーク】1時間100円
水前寺成趣園は通称「水前寺公園」とも呼ばれますが、「水前寺公園」は地区名でもあるようで、ナビで「水前寺公園」入力すると水前寺公園地区周辺で案内が終了してしまうので、「水前寺成趣園」や「水前寺駐車場」で入力しましょう。
熊本城
【所要時間】1時間程度
【料金】駐車料金のみ
熊本の観光名所のひとつで、やはり一度は訪れておきたいのが熊本城(くまもとじょう)です。
当記事の執筆時点でも、熊本地震による影響で未だ復旧作業中で城内に入場することはできないようですが、その大きな天守閣は城壁の外からでも十分に見ることができます。
特に、本丸の外側に位置する二の丸公園や、熊本城内の加藤神社からは天守閣がよく見えます。
二の丸公園からは一の天守・二の天守・宇土櫓の3つが綺麗に並んで見える角度で熊本城を眺めることができます。
スマートフォンのカメラで写真を撮るには少々遠い距離ですが、裸眼であればしっかり綺麗に見えます。
加藤神社は本丸の中に位置しており、現在もっとも近くで熊本城を見ることができるスポットでしょう。
ライトアップされた熊本城、なかなか荘厳な雰囲気で素敵です。
熊本城のライトアップは、日没から23時まで行われています。
二の丸駐車場/三の丸駐車場などは午後5時頃には閉まってしまうので、周辺のパーキングを利用しましょう。
おすすめは、「お城前駐車場」。
街中にしては駐車可能台数が多く、料金も1時間200円と良心的。
また、この後に行く「馬桜 銀座通店」まで徒歩10分で行ける距離なので、馬桜にも足を運ぶ予定の方にはこちらの駐車場をおすすめしたいです。
【お城前駐車場】
7~18時:300円
18~7時:200円
夜間最大400円打ち切り
馬肉料理専門店『馬桜』銀座通り店
私の周囲ではそれほど認知されていませんでしたが…笑
実は、熊本県は馬肉の生産量・消費量ともに全国一位なのです。
と、いうことで、知っていた方も知らなかった方も、とりあえず熊本に行ったら馬刺しを食べておきましょう!
「熊本いえば馬刺し」というくらいですから名店はたくさんありますが、今回はその中でも2店舗展開していて有名な『馬桜(うまざくら)』さんをチョイス。
熊本城から大通りを東に向かって歩くと、すぐにパルコなどの商業施設があり活気のある繁華街があります。
パルコを右に曲がって商店街に入り、1つ目の信号(交差点としては2つめ)を左に曲がると、右手に馬桜銀座通り店があります。
先ほど紹介した「お城前駐車場」から徒歩10分弱です。
私が1人で訪問した際には待ち時間は10分待ち程度で入店可能でした。
せっかく馬肉で有名な熊本に来たのですから、少々お値段は張りますが馬刺しの盛り合わせなんていかがでしょう?
写真の馬刺しは「特上馬刺し盛り2人前」税込4400円(2人前からの注文)
【熊本馬肉料理専門店『馬桜』】
営業時間:17~24時(ラストオーダー23時)
ランチタイム:11:30~15時(ラストオーダー14:30)
※ランチタイムは土日祝のみ営業
内牧温泉 湯巡追荘
2日目の阿蘇中部から南部にかけての観光のために、初日は内牧(うちまき)温泉に宿泊します。
熊本城周辺から1時間半ほどで内牧温泉に到着します。
暗い山道「ミルクロード」が続くルートを通ることになりますので、運転には十分に注意しましょう。
内牧温泉地区にはたくさんの温泉宿がありますので、宿泊の場合は宿を選ぶのに苦労しますが、ひとり旅で車中泊をするのであれば、立ち寄り湯(日帰り温泉)の受付終了が遅く、駐車料金無料の「湯巡追荘(ゆめおいそう)」がおすすめです。
立ち寄り湯の場合、浴槽は1つで小さめのお風呂ですが、こぢんまりとした空間が心地よい温泉です。
窓が開いていて外に出ることもでき、夜空を眺めながら半・露天風呂を楽しむことができるのも魅力です。
翌日、最初に向かう大観峰へのアクセスが良い上、入浴料も良心的なので宿代を安く抑えたい方にはおすすめです。
宿泊予約をご希望の方は下記リンクよりネット予約できます。
【湯巡追荘】
●立ち寄り湯
営業時間:6~24時(23時受付終了)
料金:大人600円,子ども300円
●宿泊
チェックイン:~24:00, 6:00~10:00
【後編へ】阿蘇山・大観峰・鍋ヶ滝など
一日目の観光、お疲れ様でした!
2日目以降は、お待ちかね「絶景尽くし」の旅!!
湯だまりで有名な阿蘇山から、壮大な眺めの大観峰、滝の裏面を見ることができる鍋ヶ滝の他、壮大なスケール感の阿蘇の絶景を巡ります。
名物グルメのあか牛丼も見逃せません!
他にも、知名度は低いながら、心洗われる神秘的な絶景観光スポットが続々…!!
後編も、タイムスジュールと共に、各々のスポットについて紹介していきますので、お見逃しなく!!